QUERY関数におけるBY列の指定方法:QUERY関数の入れ子使用による解決策

Googleスプレッドシートはその高度なデータ操作機能の一つとして、SQL風のクエリを使ったデータ抽出・集計機能を提供しています。これはQUERY関数を使用することで実現でき、その構文は以下のようになります。

=QUERY(データ範囲, "select カラム名", ヘッダー行数)

ただし、QUERY関数で特定の列を指定する際には、列の名前ではなく列のアルファベット表記を使用します。しかし、スプレッドシートの列のアルファベット表記は「Z」までしかありません。そのため、「AA」から「AZ」、「BA」から「BZ」と続き、「BY」列を指定したい場合、直接指定することはできません。

この問題を解決するためには、QUERY関数を二重に使用して、内側のQUERY関数で全ての列を選択し、外側のQUERY関数で特定の列を選択します。この方法を使うことで、特定の列番号(この場合は77番目の列、すなわちBY列)を指定することができます。

=QUERY(QUERY(A:BY, "select *"), "select Col1, Col2, Col77", 1)

この構文では、内側のQUERY関数がA:BYの全ての列を選択し、外側のQUERY関数が1列目、2列目、77列目を選択しています。

この方法により、「BY」列などのスプレッドシートの列を指定することが可能になります。ただし、この方法では列番号を使用しているため、列の追加や削除が行われた場合は適切に列番号を更新する必要があります。

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Posted by admin8admin