ワードのフッターにファイル名を入れる際の注意点
ワードドキュメントにおけるフッターには、さまざまな情報を追加することが可能です。ページ番号、日付、自動的に更新されるファイル名など、ドキュメントの便利な参照情報を提供できます。しかし、特にファイル名については注意が必要です。
ワードでは、フッターにファイル名を直接入力すると、それはただのテキストとして扱われます。つまり、ファイル名が後から変更されても、フッターに表示されるファイル名は更新されません。これは、特にテンプレートを作成する際に問題となる可能性があります。
テンプレートにファイル名を自動的に更新するフィールドを追加したい場合は、「フィールド」を使用する必要があります。ワードには多くの組み込みフィールドがあり、これらは文書内の特定の情報を動的に表示するために使用されます。「ファイル名」フィールドをフッターに挿入すると、ドキュメントの名前が変更されるたびに、フッター内のファイル名も自動的に更新されます。
操作方法は以下の通りです。
- フッターを編集モードにする（「挿入」タブ＞「ヘッダー・フッター」＞「フッター」＞「フッターの編集」）
- 「挿入」タブの「テキスト」セクションから「フィールド」を選択
- 「フィールド」ダイアログボックスで、「ファイル名」を選択し、「OK」をクリック
これで、ワードのフッターに動的に更新されるファイル名が挿入されます。この方法であれば、ドキュメントの名前が変わっても、フッターのファイル名が自動的に更新されるので、テンプレートとしても利用することが可能です。