ブロックされたマクロ付きExcelファイルの開き方
Microsoft Excelにはセキュリティのための機能が豊富にあります。その一つが、不明なソースからダウンロードされたマクロ付きExcelファイル（拡張子が.xlsmのもの）のブロック機能です。マクロはその利便性から多くのエクセル作業で使われていますが、悪意あるコードとして使われる可能性もあるため、Excelは安全を確保するためにこのような制限を設けています。ただし、信頼するソースからダウンロードしたファイルの場合、このブロック機能は邪魔になることもあります。以下にブロックされたマクロ付きExcelファイルの開き方を解説します。
- ファイルプロパティの変更: ファイルがブロックされている場合、ファイルのプロパティを開き、[全般]タブの[セキュリティ]の部分で「許可する」をクリックします。これで、ファイルがブロックされなくなります。
- インターネットオプションの設定変更: ファイルをダウンロードしたサイトが信頼済みのサイトでない場合、そのサイトを信頼済みのサイトとして追加することでブロックを回避することができます。具体的には、[インターネットオプション]で信頼済みのサイトにサイトのURLを追加します。このとき、「httpsが必須」のチェックが入っているとhttpのURLを入力することができないので注意が必要です。まずURLを入力してから、「httpsが必須」のチェックを外しましょう。
これらの手順を行うことで、ブロックされたマクロ付きExcelファイルを開くことができます。ただし、これらの手順はセキュリティリスクを増大させる可能性があるので注意が必要です。不明なソースからのファイルには十分警戒し、安全性が確認されたファイルのみ上記の手順を行いましょう。